きれいなお箸の使い方をマスターしましょう
フレンチやイタリアンなどのお店では、ナイフやフォーク、スプーンなどを使って食事をしますが、日本の伝統的な和食は基本的にお箸を使用しています。
昭和の時代に育った人は両親や祖父母の躾が厳しく、お箸の持ち方や使い方を教わっている人がほとんどです。
現代は以前に比べると食生活が大きく変化しており、お箸を上手に使えない若い人が増加しています。
えんぴつを持つように握ってしまったり、お箸をクロスさせてしまうのは見た目にも美しいとは言えず、下品な印象を与えてしまいます。
20代を過ぎると職場の人や親族と食事をする機会も増えるため、正しい持ち方を練習しておくと良いでしょう。
お箸を手に取った時は、右寄りに持つと上品な印象を与えることができます。
和食では刺身や天ぷら、煮物、汁物などを出されることが多いですが、きれいに食事が出来る人は、職場でも好印象を持ってもらえます。
基本的な食事のマナーを知っておきたい
和食を提供しているお店では箸置きを用意しているお店が多いため、食事の途中などで使用すると良いでしょう。
箸置きが付いていない場合は、箸袋を折って代わりに使用すると良いでしょう。
和食の料理は四季を感じさせる彩りの美しい料理が多いので、焼き魚などを出された時は、身を崩さないようにきれいに食べましょう。
魚の裏表をひっくり返すのはマナー違反なので、骨を丁寧に取り外して食べて下さい。
豊富な献立が出されますが、料理に箸を付けようとして、他のおかずに手を付ける迷い箸はマナー違反です。
居酒屋などではお箸を逆さにして取り分けをする人もいますが、非常に不衛生なのでお店で専用のお箸を用意してもらいましょう。
居酒屋や和食の定食屋などは、会席料理のお店とは違いカジュアルな印象ですが、周囲に不快感を与えないために基本的なマナーを知っておくと恥をかかなくて済みます。
食事の後で和菓子やお茶が提供されます
和食のお店では食事が終わった後に和菓子や、お茶が提供される場合があります。
和菓子は小さめで上品なサイズになっており、少しずつ切り分けて食べると上品です。
お茶はやや濃いめに淹れているため、お菓子を味わってからゆっくりと飲むと良いでしょう。
和食のお店では海老やカニなどの食材が出されることが多いですが、手を使って食べても問題はありません。
20代以降の年齢になると、基本的な食事のマナーやお箸の使い方を知っておくといざという時に慌てなくて済みます。
汁物にハマグリなどの貝類が入っている時もありますが、器から殻を出さないようにしましょう。