一度は行きたい高級和食料理店

日本文化の集大成である料亭

日本料理の高級店と言えば料亭です。
一般の人が普段利用することはほぼありませんが、一度は行ってみたいと考えている人は多いでしょう。
料亭が使われるシチュエーションのイメージは、大手企業の接待や商談、政治家の会合などです。
著名人がお忍びで通うというイメージもあるかもしれません。
手の込んだ料理が振る舞われるのはもちろんのこと、あらゆるもてなしと四季折々の料理が楽しめるのが料亭の魅力です。
料亭は単に料理を提供する場ではなく、日本文化の粋を極めた集大成でもあります。
置かれている調度品や美術品の素晴らしさや、しつらえられた庭園、家屋そのものが正統派とも言える日本の文化を表しています。

料亭を名乗る割烹料理店も増えている

料亭は個室で料理が提供されるのが一般的で、芸妓が座敷に上がって芸を披露したりしますが、近年では料亭と名乗っていても一般的な割烹料理屋であることも多くなっています。
生粋の料亭は代金を後に銀行振込するような店も多く、後払いになるため紹介がないと一見客は入れないところもあります。
このような古くからある料亭のスタイルから、もう少しクラスを下げて一般客でも入れる店が増えています。
そうした店なら、年配者や成功者だけでなく、若い年代も自分への投資として体験することが出来るでしょう。
そこには料理だけでなく、あらゆるサービス業やクリエイティブ業に通じるノウハウや技術が詰まっています。
格式や威厳もある中で、もてなしの高さもまた逸品です。
一般客でも行きやすい店では日本庭園などはない場合もあり、食器や調度品なども芸術品の域までは行かない場合もありますが、高級和食店には変わりありませんので、ある程度の予算は必要です。

広く開放されつつある高級和食店

昔のように、敷居を高くして一般客が入れないようにした高級和食店は、現在どんどんその数を減らしています。
もちろん今でも一見さんはお断りという店もありますが、時代の変化に合わせて高級和食店もその存在を変えつつあります。
懐石料理店も一般的な店ではありませんでしたが、現在は比較的入りやすいように開放されています。
ただ、懐石料理は茶道から生まれたこともあり、マナーは厳格ですので、そこは身に付けて行ったほうが良いでしょう。
ちなみに懐石料理と会席料理はおなじ呼び名ですが内容はまったく違います。
茶道に基づきお茶を楽しむのが懐石料理、お酒を楽しむ宴会料理が会席料理ですので、混同しないようにしましょう。
ちなみに、茶道のお茶会で提供されるのは茶懐石と言います。

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